2019-01-01から1年間の記事一覧

1800年代の日本語聖書(2)

2.ロゴスの訳語 1800年代の日本語聖書翻訳を詳しく見てみると、「ロゴス」という言葉の翻訳の進展が見えてきます。ギュツラフ(1837年)からベッテルハイム(1855年)まで、さらに1873年にベッテルハイムの改訂版に至るまで、「ロゴス」は賢明なものを意味する…

1800年代の日本語聖書(1)

ヨハネによる福音書1章1節のテオスの訳語 プロテスタント宣教師によって作られた初期の聖書の日本語翻訳を見ると初期の翻訳者が聖書の基本的な用語を翻訳するのにどんなに苦労したかが分かります。このセクションでは、初期の日本語訳で「ロゴス」と「テオス…